ホクレンが公表した2026年9月の家畜市況データによると、初生牛市場(子牛せり市)は黒毛和種・交雑種(F1)ともに前月を下回り、黒毛和種オスの全道平均は45万7619円となった。乳牛市場(初妊・経産牛)のホルスタイン初妊牛も、生乳需給の緩和と出回り頭数の増加を受けて前月から4万円下げ、56万7000円となった。一方、肉牛市場では南北海道の黒毛和種が前月を上回った。道内5市場(中央・豊富・北見・釧路・根室)と、全道・南北海道・十勝・北見の平均価格を市場区分別にまとめた。
初生牛市場(子牛せり市)動向
黒毛和種オスの全道平均は45万7619円(前月比3530円安)、メスは38万7487円(同2万2799円安)だった。市場別では黒毛オスは北見(49万3793円)、メスは中央(41万9339円)が最も高く、根室・釧路はやや軟調だった。交雑種(F1)はオス14万6045円(同1万2199円安)、メス11万3264円(同1万3402円安)と、いずれも前月を下回った。
| 市場 | 黒毛オス | 黒毛メス | F1オス | F1メス |
|---|---|---|---|---|
| 中央 | 471,114円 | 419,339円 | 164,418円 | 148,817円 |
| 豊富 | 476,332円 | 400,164円 | 130,607円 | 99,530円 |
| 北見 | 493,793円 | 413,436円 | 165,606円 | 128,502円 |
| 釧路 | 467,577円 | 369,349円 | 149,469円 | 107,761円 |
| 根室 | 442,689円 | 376,809円 | 132,886円 | 101,828円 |
| 全道平均 | 457,619円 | 387,487円 | 146,045円 | 113,264円 |
乳牛市場(初妊・経産牛)動向
ホルスタイン初妊牛は56万7000円(前月比4万円安)、経産牛は50万3000円(同1000円安)、育成牛は29万5000円(同6万3000円安)だった。ホクレンは今回の初妊牛価格について、次のように分析している。
9月については、生乳需給が緩和となるなか、出回り頭数が増えたことから、初妊牛平均価格は567千円(前月差40千円安・前年差60千円安)と値下げにて推移した。10月については、暑熱事故に伴う更新需要が見込まれるものの、下牧に向けて出回り頭数が増加する時期であり、引き続き生乳需給環境は不透明であることから、初妊牛相場は弱含みで推移することが予想される。
ホクレン家畜市場だより
| 区分 | 平均価格 |
|---|---|
| ホル初妊牛 | 567,000円 |
| 経産牛 | 503,000円 |
| 育成牛 | 295,000円 |
肉牛市場(南北海道・十勝)動向
南北海道の肉牛市場では、黒毛去勢が88万8000円、黒毛雌が79万8000円で、黒毛和種計は83万9000円と前月を上回った。9月は十勝(黒毛和種計85万4000円)と北見(同80万5000円)でも黒毛和種の取引があり、全市場合計は84万5000円。褐毛和種は今月、取引がなかった。交雑種(F1)は全市場合計で46万円(去勢48万6000円・雌43万8000円)となった。
| 市場 | 区分 | 平均価格 |
|---|---|---|
| 南北海道 | 黒毛去勢 | 888,000円 |
| 南北海道 | 黒毛雌 | 798,000円 |
| 南北海道 | 黒毛和種計 | 839,000円 |
| 南北海道 | 褐毛和種計 | 取引なし |
| 南北海道 | F1計 | 451,000円 |
| 十勝 | 黒毛和種計 | 854,000円 |
| 十勝 | F1計 | 462,000円 |
| 北見 | 黒毛和種計 | 805,000円 |
| 全市場合計 | 黒毛和種計 | 845,000円 |
| 全市場合計 | F1去勢 | 486,000円 |
| 全市場合計 | F1雌 | 438,000円 |
| 全市場合計 | F1計 | 460,000円 |
10月の見通し
ホクレンによると、10月は暑熱事故に伴う更新需要が見込まれるものの、下牧に向けて出回り頭数が増える時期にあたり、生乳需給環境も引き続き不透明なことから、乳牛市場(初妊・経産牛)の初妊牛相場は弱含みで推移すると予想している。
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